世間で大騒ぎとなっている『米』
こうした機会なので、米について少し考えてもらいたい
世界の主要な主食は図のように小麦とコメで半分以上を占めている。
コメは地球上で最も優れた主食である。
まず毎年同じ場所で作付けができる。
連作障害がないことが素晴らしい。
そしてアレルギー反応が出ないこと。
米アレルギー(米国アレルギーはあるかもしれないが)は聞いたことが無い。
翻って小麦はアレルギーがある。
さらに土壌に塩分が蓄積、塩分濃度の上昇により土壌が作物を作れなくなるという塩害が発生するのだ。
世界の土地の約13.8億ヘクタール(2024.12現在)が塩害の影響を受けており、米国などは塩害土壌の面積が世界上位10か国の一つとなっている。
塩害は作物の収量を最大70%減少させると言われる。
つまり米国のような農業を続けているといずれ、小麦の輸出など不可能になり、カルフォルニア米などが輸出の最大品目に変わるかもしれないわけだ。
日本は瑞穂の国と言われるように稲作が中心の国。
米は人の腹を満たすだけでなく、多様な生き物を育んできた。
ダム機能を持つ水田は、災害を小さくする効果もある。
様々な文化も稲作に由来する。
この地球や全ての生き物にも優しい米を日本は捨ててはいけない。