一路、函館フェリーで穏やかな津軽海峡を渡り「大間港」へ100分の船旅。
深夜までバル街を散策した同行メンバーもお疲れぎみでゴロリ。天気も良く海峡ではイルカの群れを見ることができ幸先は良しといったところ。
このフェリー路線は海上国道(279,338号)なんです。でも2008年原油価格高騰や利用客の減により東日本フェリーが撤退を表明。青森県と大間町が支援する形で暫定運航がされていますが、今年の8月まで運行しか決まっていないとのこと。青森市から約
3時間かかる本州最北端の町にとって、これは死活問題です。
東京から大間に行くには羽田?函館間の飛行機からフェリー経由で入るのが、一番早く都合も良いのです。当然、観光だけでなく生活路線で近郊の大きな町は函館市。
下北半島は大湊までしか鉄道はなく、最北端には車で行くしかなく北海道まで新幹線が開業しても関係ない地域で離島と変わりありません。生活や産業に大きく影響する交通インフラでは過疎化高齢化するのは当然です。地方主権と言いますが、最低限の生活レベルを維持できるような施策はできないのでしょうか。
ぜひコンクリートで造る高速国道や新幹線だけでなく、海上国道の整備を考えて欲しいものです。