お盆ですね。明日、迎え火を焚いてご先祖をお迎えします。
この地方では、葦を編んだ「盆ござ」を敷き、ナスとキュウリに足をつけ「素麺」を鞍に見立てます。尻尾にトウモロコシの毛を付ける場合もあります。
今日は「火」にまつわる話をひとつ書きます。
今年三月に岐阜県に呼ばれ講演後、「ふるさと子ども夢学校」のモデル地域のひとつに選定された郡上地域へ案内され、受入フィールドを見てまわりました。
そこで旧明宝村気良(けら)の「千葉家」に偶然、寄ることになりました。
聞くと約800年間、火を絶やさずにいる「いろり火」があると言うのです。
家長の千葉孫兵衛さんに「いろりの間」に通してもらい、早速、火種から火をおこすところを見せていただきました。
この火種は、承久3年(1221年)に、火打ち石でつけられたのが始まりだと説明を受けましたが、代々の家長は何があっても、まず火を守ることに徹してきたそうです。
千葉さんの家の前には、養魚池があり川魚を育てています。水が良いために実に大きなアマゴやイワナが泳いでいました。
その川魚を食べられる無料休憩所「磨墨庵」は、千葉家伝統のいろりの火を分火した「いろり」があり、この火で焼いた川魚は骨まで食べられるとか。
はじめまして、札幌のかがり火支局長の五十嵐と申します。
かがり火125号で井上さんの事を知り、訪問しました。
お盆は実家(北海道新十津川町~明治22年に奈良県十津川郷から集団移住しできたマチ;と言う私の先祖は福井からの移住ですが)に戻って墓参りでした。
それにしても800年のいろり火はすごいですね。800年前だと北海道はうっそうたる森林のなかヒグマとエゾシカなどの世界だったのではないかと…。歴史を感じます。
地域づくりマガジン編集長~菅原歓一さん…
はじめまして、かがり火札幌中央(まん中)支局長の五十嵐(通称じんさん)です。 かがり火125号で記事を読みました。菅原歓一さんともどもブログに紹介させていただきました。