一覧たび談

悲しみを越えて(合掌)

大震災は日本中を一変させるインパクトでした。

変わらなかったのは、政府とメディアと・・・。世界中から注目されているのに情けない話です。

今回被災した東北の多くの地域には私も入っており、今も音信不通の知り合いが多数いるため、直ちに現場に飛びたいとは思うものの食料、交通ほか様々な問題があり行くに行けないもどかしさで、励まし支援しなければいけない立場でありながら、被災したわけでもないのに気持ちが相当落ち込んでいます。

多くの命が失われた喪失感か空虚感なのだろう。改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

またご家族を失われた方々にお見舞い申し上げると共に、困難を極める避難生活に敢然と立ち向かっている勇気に敬意を表します。

私が以前よりM8以上の大地震に襲われた時はガバナンスが崩壊すると主張してきましたが、残念ながら今回、実証する結果となりました。

本部は機能しなくなる、ガバナンスは崩壊して机上の訓練や計画は意味がない。

行政が事前にやることは、

○生活関連店舗の少量備蓄と地元供給体制の構築

○避難所の即時稼働ができる体制や無線、非常発電などを整備

やるべきは自分で自分を守り、家族をそして地域単位でというコミュニティ自主防災で一次体制を取り、情報共有を自主防災単位で横に連絡網を広げ相互扶助するしかないのです。

今回の震災は被害の無かった行政にとって多くの学びとなります。

日本が新しく生まれ変わるチャンスです。

新生ニッポンになるために、閉じられた一人一人の人生を今、生き延びた方々とともに、次世代へ繋がなければなりません。

我々が負った悲劇を未来の夢に変えなければなりません。

2012年3月11日には「鎮魂の鐘」を鳴らし、翌3月12日は新生ニッポンの歌をうたおう

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