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「梅雨」の季語は、文字通り「梅」入りがたくさん

梅雨と書いて「つゆ」と読みますが、俳句の季語では「入梅」「梅天」「青梅雨」ほか、たくさんの梅に出会います。

まもなくその梅の収穫期がやってきます。南信州地域では古くより「飯田小梅」「竜峡小梅」と言われる小梅が栽培され、カリカリ漬けの梅が特産品となっている。

JAみなみ信州果実だよりhttp://www.ja-mis.iijan.or.jp/product/2008/06/post_19.php

 

田んぼにどんな可能性を探れるか

田植えが終わり「おさなぶり」も終わった頃ですね。

「おさなぶり」とは、田植えが終わりにやるお祭りで、本来は「サノボリ」というらしい。

サは稲で、田植えが終わる(登る)から変化した言葉だという。東北地方から沖縄まで全国に、この「さなぶり」行事はある。

田んぼにまつわる行事は、縄文時代に日本に伝わってから、稲の北上と共に東北まで上った。

飯田下伊那地方の「さなぶり」は、おおよそ、こんなやりかただ。

まず、稲苗を二たば、かれたススキを実った稲に見立て、田んぼの水口にそなえる。つぎに家の神だなへ御神酒と稲苗をそなえ「ぶじ、田植えが終わりました。豊作をお願いします」とかしわ手を打つ。

そして、おさなぶりの料理。

「ぼたもち」と魚(身欠けニシンかコイの甘煮)がその主役となる。皆が集まると宴会だ。あすこの田んぼはどうの。まだ、あの家は「おさなぶり」じゃあねえとか、酒を飲みながらワイワイと一晩を過ごした。

 

さて、農家の方たちは稲作を「米づくり」と言わないで「田づくり」という言い方をする。

「たづくり」といえば、正月料理。

元気で田んぼを耕せるように祈りをこめたものですが、なぜ、米ではなく田んぼ何だろうと考えたとき浮かんだのが、「一苗一粒を大事に育てる過程は、子どもを育てることと同じなんだ。それは当たり前のことで、特別に報酬を求めていない。」

だから、米づくりとは言わないのではと勝手に解釈している。

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