一覧たび談

再掲:国内版フェアトレードを提唱する

消費者が安定して安心安全な農産物を確保し、都市と農村という経済格差を補填するための国内版フェアトレードの活動を国民運動として起こそう。

日本が再び飢えの時代を迎えないために、農業農村を安定させるには、国民全てが、自国の食料生産に対し、減り続ける農業者や高齢農業者に支えられている現状を知り、生産現場で真剣に向き合うことが急務である。

地域の農産物を経済・換金作物との捉え方をしている限り、農村に明日はない。教育現場や地域における食育も大事な視点となる。だからこそのグリーン・ツーリズムなのだ。

子どもや大人の食育ができないツーリズムは、従来の消費型観光産業と何ら変わらない。

まず地域自給を基盤として、地域オリジナルの食文化を育んでいくこと、それらを消費者にお裾分けするツーリズムが、食と農を近づけ日本の自給率を上げる最大の政策であり、地方が地方らしく生き残る道だと考えている。

人間に優しく、地球に優しいことを最優先して、全て循環することが、本物のスローである。風土を守り、活かした多様なスロービジネスが地域それぞれで展開できれば、地域は生き残れるし、地球環境に対する日本の責任を明確にできる。

その施策を推進し、生産者と消費者の互いの言葉を翻訳し理解し合える関係を構築するには、現場に最も近い行政職員やJA職員しかいない。

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