アラビア語では「イフタフ・シムシム」、英語では「オープン・セサミ」
アリババが「開けゴマ!」と言うと、最新版のエレベーターのごとく岩が開き、中には盗賊が貯めていた宝物がザクザク。「アリババと40人の盗賊」のドキドキ場面ですね。
『千夜一夜物語』で最も知られたお話ですが、肝心のアラビア語の原典は不明とのこと。
さて子どもの頃は何気なく聞いていたポイントの呪文。盗賊の首領の声紋ではなさそうだし、呪文は誰でも簡単に言える。まあ悪党の割にはかなり不用心で間抜けですね。
しかしなぜ「ゴマ」なのか?と疑問に思いませんか?
開け扉!でも良い訳だが???
諸説あるようですが、中東地域ではゴマは貴重な食材で、バビロニアでは実際にゴマ油が魔術で使われたとか。
ところで皆様はゴマの花を見たことがありますか?
写真がそうです。
実が付いて開くと胡麻の実が出てくるのです。
そこから「開けゴマ!」と言ったかも知れませんね。
私は地域に対して「開けゴマ!」と呪文を唱えたいですね。