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混沌(カオス)こそ新生のチャンス

あけましておめでとうございます。

例年と比べ正月は寒くありませんね。年末も比較的暖かく、市田柿の生産に影響を与えました。

テレビでは年末年始特番が垂れ流しですが、今年は今ひとつ正月という感じがしません。100年に一
度と言われる不景気が家庭にも確実に染み込んできているせいでしょうか。

「めでたさも 中くらいなり おらが春」と小林一茶が詠みましたが、「目でたくても 中途解約 お
ら派遣」と嘆く昨今です。

昭和初期の大恐慌で世界は何を学んだのでしょう。

アメリカの金融恐慌を端に発した世界的な恐慌は、まだグローバル化が浅い時期でも日本の金融恐慌
に、そして農村恐慌へと数年で飛び火しました。さすがに今大恐慌はグローバル化した世界のため、グッと圧縮されてあっという間の出来事になりました。

当時、金融大合併や金融機関の貸し渋り・貸し剥がしが中小企業を圧迫し、失業者があふれました。そ
して満州移民に…第2次世界大戦という悲惨な時代へ向かいました。

あのときの経験は経済学者も政治学者も政治家も忘却の彼方なのですか?

このように酷似した様相が続くとすれば、本年は地方恐慌の最大危機となります。地方自治体それぞれ
の取組や地域住民の力が、今こそ重要で必要なときです。

混沌の時代こそ新たなものが生まれる大きなチャンスです。得体の知れない種からリーディング産業に
育つかもしれません。

皆様の地域ではいかがで
しょうか。

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