安倍首相は「女性が輝く社会」をつくることは、安倍内閣の最重要課題のひとつとして、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」を制定。平成28年4月1日に施行されます。
自らの意思によって職業生活を営み、又は営もうとする女性の個性と能力が十分に発揮されることが一層重要となったとして、以下を基本原則として、女性の職業生活における活躍を推進し、豊かで活力ある社会の実現を図るというものだ。
●女性に対する採用、昇進等の機会の積極的な提供及びその活用と、性別による固定的役割分担等を反映した職場慣行が及ぼす影響への配慮が行われること
●職業生活と家庭生活との両立を図るために必要な環境の整備により、職業生活と家庭生活との円滑かつ継続的な両立を可能にすること
●女性の職業生活と家庭生活との両立に関し、本人の意思が尊重されるべきこと
この法律で、労働者301人以上の大企業(300人以下の中小企業は努力義務)は、女性の活躍推進に向けた行動計画の策定などが新たに義務づけられることとなります。
(1)自社の女性の活躍に関する状況把握・課題分析
(2)その課題を解決するのにふさわしい数値目標と取組を盛り込んだ行動計画の策定・届出・周知・公表
(3)自社の女性の活躍に関する情報の公表を行わなければなりません。
それで・・・???
平安時代は女性宅に婿入りが普通ですし、貞永式目(鎌倉時代)の中で、財産相続権を男女平等で定めている。江戸時代には「三行半」(今で言えば「あんたはダメだから出て行きなさい」かな)を女性から突きつけることができた。
これから田植え時期で、早乙女の田植え行事が各地で行われる。
これを見れば明らかに田植えするのは女で、男は頑張って~!と声を掛け囃し立て女性たちの気分を乗せるだけの役目。
写真は北広島町で行われる国の重要無形民俗文化財「壬生の花田植」などは有名で、「芸術は爆発だ~!」とおっしゃった岡本太郎さん(実は民族学者)がこの田植えを見て「エロチシズム」と表現してます。
どうやら男女差別は明治時代の長州や薩摩の悪政を全国バージョンにしたことによることが分かります。
明治の民法で「家父長制」ができ、女性の相続権がなくなり、その無権利状態は現在の憲法まで続いているのです。