もう3月の暦。今年に入って歩いた都道府県は今日で12都府県になりました。通過した県を入れたら日本の半分を飛び回りました。地方自
治体も必死です。
地方自治体は三位一体改革以降、行財政に蔭りが見える中、石油価格の暴騰に続き、米国の金融破綻に端を発した世界的な金融危機、景気の大後退によ
り、21年度予算がまともに組めない状況となっています。
地球は温暖化傾向で、今年の冬は降雪が少なく暖かな冬でしたが、産業界は全ての産業がクラッシュし、派遣切りをはじめ雇用不安で市民生活は厳冬どこ
ろか極冬です。
多数の国民が効果が薄い、医療や教育、福祉へ廻せと言っていた定額交付金は何となく決まり、なんとなく配布が始まる。昨夜も熊本県菊池市で講演が終
わったあとの懇談で、子ども農山漁村交流プロジェクトで農山漁村へ体験に行く学校へ助成すれば、暫く使えるとの話も出ました。
日本の次世代を担う子どもたちに使うのは私も大賛成です。あるいは特定地域振興券として、国内の農林漁業産物に限定するとかはいかがでしょう。
都市を救えるのは農山漁村です。食料・エネルギー・人材を都市に供給しているのは農山漁村。その農山漁村が消えていくのを防がなければ都市もインフ
ラだけ残して廃墟となります。