昨年6月に地域のリブートのキーとなるものは「観光復元力」である。http://tiiki-saisei.jp/1249/と書いたが、コロナ禍が収束しつつあるなかで、観光復元力が強い地域は回復も早い。と書いたが、やはり回復が早かった。
籠もらなければならない期間でも藻掻いていた。冬眠する熊ではなかったのである。
旅行が自粛・忌避される中で、地域のファンづくりをしていたか?
さすがにポテンシャルの大きい京都は別格だが、地方の観光はまだまだ危機的な状況が続いている。
欧米ではワクチン・パスポートがキーとしているが、新たにオミクロン株が世界で猛威を振るいだし、国内でも先行きは不透明だ。
国内旅行やインバウンド市場の消費額がパンデミック前に戻るのは2023年下期以降と予測している向きもあるが私は2025年まで回復しないとみている。
ウィズ・コロナで再び立ち上がるには、小康状態の今こそ仕込みをしないといけない。新型コロナウイルスで得た教訓を活かす段階にきているのだ。
リベンジ消費でモノを買う行為はまだ本格的にならないが、旅に出たい欲求は静かに燃えている。
東京であろうと京都であろうと、まして地方観光でもサスティナブルは今後の合い言葉になる。
日本の旅行市場を活性化するには、明確にSDGsの取り組みを推進しないといけない。
サスティナブルが旅の大きな要素となる時代となった。
いまこそ「サスティナブル」なコンテンツを創り、地域の観光復元力を高めよう。