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キャンプシーズンですね

昨日の大荒れ天気は各地に甚大な被害をもたらした。災害に遭われた方々、本当に大変ですがいち早い
復興を願っています。
 

神戸の川では、学童保育の子どもたちが濁流に呑み込まれ亡くなるという悲しい出来事もありました。

川は上流で大雨が降れば、下流域で晴れていても大水になり、大災害にも繋がるのです。

上流域の山林が、担い手が減り荒れている現状も、こうした災害の要因です。

川上と川下の協働が必要なことを考えさせられる悲惨な事故ですし、自然の摂理に無知で体験不足がも
たらした事故でもあるといえます。
 

キャンプは楽しいですね。でもキャンプ場に行くと、すべて用意されていて、文明の利器あふれるキャ
ンプじゃ、味わえないキャンプもあるんですよ。

アウトドア派で何人が1回で薪に火を着けられるでしょうか?

ガスの青い炎と違い、木を燃やすとたくさんのことが判る。暖かく、炎の形や色が刻一刻と変化し、煙
は目にしみる。扇げば灰が巻き立つ。現代社会では経験できない生活です。

 

「いろりの里 大平宿」 ここでの生活は薪割りに始まります。食事も風呂も全て薪が必要となります。必然的に木を割
る、切るという体験をしなければなりません。次に行わなければならないことは、いろりやかまどの火を着けることです。最近の子どもに限らず、大人たちも木
に火を着ける機会が少なくなっています。

 ようやく火が起きたところで、かまどではお釜でご飯を炊きます。電気やガスに慣れ親しんだ生活
は、ここでも難関を与えます。

 さて、数々の難関を突破して、いろりを囲み食事です。

いろりでも同様の難関をクリアし、おかずも何品かできました。川で釣ったイワナでも竹串に刺して焼
いていればもう最高のおかずです。

 40年前はこれが地方の生活でした。子どもは井戸の水をくみ、飲み水やお風呂を沸かす責任を持た
されました。家族が出来る家事を分担しあい皆で協力し、日々の生活を営んできました。いろりを囲み家族全員が一緒に食事をする。テレビなど一部の家庭だけ
で当然ながら家族とのコミュニケーションが一番の楽しみ。

 現代の家庭の不毛は、こうした生活をやめたところから始まったと思います。 

 現在の家庭に普通にあるテレビ・レンジ等の電化製品、テレビゲームが存在しない大平宿で皆さん
も、もう一度家族を見つめ直して見ませんか?

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