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地方創生は遠近両用眼で

市と地方、地方間・地域間の格差が拡がりを問題としているが、この格差はすなわち「地域力」の差である。
域創生では人口問題がクローズアップされ、地方はその対策で翻弄させられている。 しかし一度減少期に入った人口を増加に転ずることは、現状政策の檻の中では不可能だ。
域再生では行政職員のみでなく住民が自ら動くことが大切だが、むやみに行動しても成果は得られない。まずは「地域力」アップとストックだ。
は次の観点で地域力を想定している。
「地域食糧自給率」+「若者の定着率(雇用と文化度)」+「行政の地域戦略の認知度」+「住民参画率」+「地域の学び・地域の環境」+「人財力(住民の誇り・行政マンの専門性)」、これに加えてエネルギー自給の割合を高くすれば、地域力は一気に増すだろう。

山村における「地域力」としては、「住民力」「生業創造力」「地域投資力」が相互に関係し、未来へ誘うことが大切であると考えている。
・「住民力」の向上は、集落・地区コミュニティの再構築が重要となる。
・「生業創造力」では、地域の見方や資源の発見ができる遠近眼を養い、違う切り口から新しい生業を生み出す力をつける。
・「地域投資力」は、地域イノベーションや若者の起業に投資することや暮らし方に投資できる環境を整備する。
の「 」の部分に具体施策を貼り付ければ、ポイントの戦略が完成する。次が戦略同士の関連性だ。まさに戦略的互恵関係のシステムと組織構築が肝となるだろう。

眼でもって地域を見なさいと言う人がいるが、同じものをいくつも映し出す複眼では、見逃してしまうものもある。ここはマクロとミクロ、遠近を映し出す眼が大切となる。さらにレントゲン眼でも有すれば完璧だ。

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