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オーバーツーリズムの解消はビザ発給から

対馬からは韓国釜山の夜景が見えるくらい近い。
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そうした地政学的なこともあり、対馬の観光は韓国からの船便が多く、国内客より韓国人観光客が多く、対馬市はインバウンド観光で生きていることが分かる。
だが最近ショックだったニュースが流れた。
対馬の「和多都美神社」が韓国人観光客の迷惑行為に悩まされてきたことで氏子・崇敬者以外は「国籍問わず観光客立入禁止」の決定したとメディアが伝えたことだ。
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後の報道で「崇敬の念さえあれば誰であろうと参拝可能」とのことが判明し、一部メディアの嫌韓を煽るセンセーショナル的な書きっぷりに怒りを覚えたのである。
アジアを中心に訪日客の迷惑行為がメディアでちょくちょく報じられる。
これは欧米の観光客と比較して絶対数の違いからだ。
基本的にアジアからのお客様のほうが、欧米観光客より一泊当たり消費額が大きい。
具体的に香港は3万2027円、中国は3万0601円、韓国は2万7638円、台湾:2万8518円と比べ、米国は2万3559円と明らかに低い。
これは航空機料金が影響している。
欧米など遠隔地からの交通費より東アジアは安いし、船便もあることからだ。
とすれば、東アジアの方々ともっと仲良くする。特に富裕層がリピーターとなってもらうほうが、日本の観光にはメリットが大きい。
ただ現在はインバウンド客数を追いかける政府によって、ビザ緩和をしすぎたことで、迷惑客の訪日も増加してしまったことだ。
もう一度、ビザ緩和を再検討しフィルターを掛ければオーバーツーリズムの解消に繋がるし、迷惑客の流入もある程度抑えるとことができるのではないだろうか。
何度も訪問してくれているインバウンド客をもっと大切にして、そうした人の口コミで緩やかに訪日客を増加させていけば良いのではないだろうか。

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