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2人の若者の話

昨日、フランスへ武者修行?に行っている服部麻子さんが事務所にやってきました。彼女は大学卒業(大学院かな)後、単身フランスに渡り3年、各地の農村を訪ねながら農家でバイトと勉強をしています。

今回の帰国は新しいビザを取るためで、来月には再びフランスに戻るそうです。

今は静岡の実家に滞在していますが、飯田への訪問はフランスの若者を「かぶちゃん農園」に連れてくることが目的でした。

フランスの農業や農村について質問すると、

あまりにも日本から見ていた牧歌的なイメージとかけ離れていた。

日本の中山間地のように多様性がなく単作の大規模農業をしており、四季を通じて農業をしていない。

地域全体で中山間地を活性化しようとするボランタリー精神がなく、地域住民のつながりが低く、個を優先している。

自給から始まる「お裾分け」精神は、フランスでは皆無でビジネスライクである。

日本から優良事例で視察が頻繁に来て観光化しているところがあるが、視察団は表面だけ見聞きしていくだけで、持ち帰っても良い施策づくりとならない。とのことでした。

フランスから日本をみると、日本の農業農村ははるかに素晴らしいことが判ったそうです。

彼女はこれからの夢として、フランスの若者に日本の農業を学ばせるコーディネートをしたいそうです。日仏の農村の架け橋になって欲しいですね私も応援します。

 

もう一名の若者は友廣裕一さん。2009年2月11日?8月10日まで、約6ヶ月に渡って全国約70以上の農山村を中心に日本一周をした若者です。

「ムラアカリをゆく(http://murakari.com)」参照

過疎高齢化する農山村地域を自分の目で確かめながら、そこに滞在していろいろなお手伝いをしつつ旅をしました。

旅が終わり今、彼は振り返ります。

本当にあっという間だったのですが・・・この期間であの旅とは一体なんだったのか、これから自分が伝えていくべきこと、やるべきことが見えてきた気がすると。

そして、次のステップのために

全国各地の地域の皆さんへ

「うちでこんなことやってよ」とか「やろうよ」とか
「こんなことできたらいいんだけどなー」とか
「これ、なんとかしてよー」なんていうこと(かなりざっくりですが・笑)
 なにかあればお気軽に連絡をいただけたら嬉しいです!
 オカネになることがあったら紹介していただけたら嬉しいです(苦笑)
「こんなこと一緒にやらない?」とか
「ちょっとここで話してよ」とか
「こんなことやってみたら?」などなど、
 なんでもよいのでメールをもらえたら喜びます!

と言っています。良かったら声をかけてください。なお、連絡先は本人同意を得てお知らせしますので、取りあえず井上にメールをください。

 

今、若者が農山漁村を目指しています。特に20代は真剣に考えている人が多くなってきました。

若者の夢が実現できるのは農山漁村です。過疎高齢化は仕方ない、国が悪い、社会のせいだと言う前に、若者の夢の実現に手を貸してあげてください。

そうすれば過疎高齢化で苦慮することも少なくなると思いますよ。

 

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