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土着する・番外編2

ミステリーの伏線を回収するわけではないが、徐々にアラハバキ神の土着神説、さらにその土着神は縄文の古代信仰であると妄想の結論を強引に持って行きたい。またまた各方面の専門家からはお叱りを受けるかな。
*  *
ジブリの「もののけ姫」に出てきたダイダラボッチ(各地で呼称は変わる)を皆さんはどう解釈するか。アニメでは製鉄との関連性がうかがえるものであり、全国各地にはこの製鉄文化と共に拡散していった。神と言うより「妖怪」に分類される民間伝承と言った方が良いかも知れない。また妖怪系では「手長足長」伝説も体も規模もでかい。この伝承は大和政権あるいは仏教が北上していく過程で顕れており、弘法大師や慈覚大師の伝説と一緒に北上した神ではないが外来の伝説だろう。
この二つの例からアラハバキ製鉄民説は土着神ではないと見る方が妥当かもしれない。
だがしかし、高天原系(特にスサノオ)との関連性からアバハバキ神を見ると、前述したダイダラボッチや手長足長伝説も趣が変わる。
さいたま市にある大宮氷川神社(主祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト))社殿の門を出たところに「門客人神社」(まろうど)があり、ご祭神は足摩乳命(あしなづちのみこと)手摩乳命(てなづちのみこと)と書いてある。外れた場所で鎮座しているが、独特の存在感が漂っている。足摩乳命、手摩乳命は手長足長に比定できるとなれば、解釈も変わる。客神神社
客人は足摩乳命や手摩乳命だけでなく、主祭神の素戔嗚尊も外来神であり客人神だ。
土着神が、諏訪と同様に書き換えられたわけだ。
長野県上田市に生島足島神社は、出雲から避難してきた出雲の民が諏訪に至る通り道だ。神社名で連想するように手長足長と関連するように見える。
そして諏訪大社。諏訪大社
諏訪には元々、武居夷神(たけいひな)がいたが、出雲から建御名方が来て、ここでも「国譲り」が起きている。
まぁ簡単に言えば出雲族との戦いに負けたわけだ。そして土着の武居夷は蓼科山に葬られ、その後に諏訪の建御名方政権の守護神とされたのではないだろうか。
*  *
諏訪大社と氷川神社、それぞれの土着神は??だろう。
諏訪には「洩矢神」(もりやしん)と言う土着の竜神、氷川神社には同族の蛇がおり、アラハバキ蛇説がここで顕れてくる。
だが諏訪の基本は「石」だ。諏訪大社上社・下社を中心にたくさんの男女性器を模したものがゴロゴロと出てくる。だから諏訪の土着神は「ミシャグジ」だと類推する。
その後、諏訪の上、八ヶ岳の麓で黒曜石と土偶の文化交流があり融合した祭祀文化が発展した。
アラハバキ=ミシャグジ=日本最古の神とする私の妄想解釈である。
しかし氷川神社は江戸時代まで荒脛社(アラハバキ)であるが、主祭神の素戔嗚尊は天照大神の弟であり、高天原の荒ぶる神の象徴である。
ちょっと想像してみた。素戔嗚尊と建御名方が四つに組んだらどちらが強いだろうww。

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ま少なくとも素戔嗚尊は外来神であることは分かる。では氷川神社の地主神は、アラハバキ神なのか?
そのアラハバキ神は、どう考えても諏訪のミシャグジ神では無さそうだ。ただし蛇神という共通点はある。諏訪で山や石神と習合してきた蛇神ではなく、純粋な蛇神かもしれない。
もちろんアラハバキ=スサノオとは読めない。ただし蛇神信仰は中国の信仰を由来とする。やはり蛇神(龍神)では外来神だ。関連するのは「水」だ。
水=ミズチ=蛇の公式はなりたつ。水を神とすれば諏訪大社と諏訪湖、氷川神社と見沼池となるが、ちょっとこの当たりは調査不足だ。
塞ノ神は基本、石神に入れていいだろうが氷川神社周辺の塞ノ神を調査していない。
遠藤禰宜さん、また教えてくださいね。

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