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日本は20年前から停滞したまま

自分が書いた古い文章を整理していたら2002年1月の文書に遭遇。
書いているコトって、今、言っていることと変わらないww
オレって成長してないなと思うと同時に政府も世間もほとんど成長してないことに愕然とする。

一部抜粋してみる。前文で「地域や農業・農村を存続させるには単なる農業振興ではなく、他産業との連携をはじめ 教育・福祉・環境など全ての農村複合的政策が必要である。 特に持続的社会を念頭に置いたとき、人口増加型パラダイムによる地域発展ではなく人口減少を前提として、あらゆる方向から少子・超高齢化社会に対応する必要な施策を導入することが不可欠になる」

このとき、私は「地域内食糧安保」の施策を提言している。
基本は自治体の人口に合わせた食糧自給率100%を目指すもので、土地利用計画も自給できる農地を宅地などに転用せず、農地として保全することだった。さらに出口戦略つぃて、まず公共施設関連から地元生産物の使用に切り替えることだった。このとき最初に手を付けたのが学校給食。米は全量、減農薬の地元産とした。惣菜の素材も地元産に切り替えを促すため、生産者や卸業者にも協力いただいた。

また「人類のエゴからエコへ」を理念に、
買った方が安いから作るのをやめたと話す農家、手間がないから除草剤で済ませる農家など、物を作る生き甲斐すら失っている農家を一概に非難することはできませんが、少なくとも耕す耕地を所有している限り、人のエゴではなく環境の一部分は責任があるとの認識が欲しいと思います。
21世紀はエコロジカルの生活様式やお互いを理解し助け合う地域をもう一度つくりなおさなければならない時期にきています。持続する社会を考え実行するとき、地域住民や行政だけでは限界があります。この限界を突破するにはローカルコミュニティを外部からの刺激を与えることで新たな視点を持ち行動できます。 地域住民に限定せず地域づくりに関心を持ち、自然保護や地域づくりに関心を持つテーマコミュニティ集団を作ることが重要となります。とサスティナブルコミュニティづくりに言及している。

さらに何と、農村の労働力では移民問題、担い手問題では教育のあり方に言及しており、当時、結構先鋭的な物言いをしていたのだなぁと、最近は丸くなった自分を振り返っている次第。

それにしても20年間、政府は我々は、ずっと足踏みしてきたのは明白だ。
上っ面のSDGsなど唱えずに、足下の一次産業を再生(もちろんエコで)しないと、本当に日本に飢餓の時代が来るよ。

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