第4回目になる島根県浜田市セミナーは、食をテーマに食の総合プロデューサーである金丸広美さんをゲスト講師にお呼びしました。
第1部では金丸さんから各地の食の取組から様々な波及効果を出し観光客も増加している事例を話していただきました。
第2部は浜田で古くから生産されている「西条柿」を素材に、食のワークショップを行い、改めて地元の柿の歴史や食し方を学びました。
この「西条柿」を「最上柿」として内外に認知してもらう情報発信が今後の取組課題となるでしょう。
さて浜田市はアクアスのバブルリング白イルカや近隣の石見銀山のブームがあり、観光客数は県内でも伸長しているものの宿泊滞在はマイナス4.6%という状況です。
通過型観光を滞在型観光にシフトさせることは島根県全域の課題です。滞在してもらうには必然がなければなりません。
必然づくりのひとつに食があります。浜田市では11月を「浜田の五地想ものがたり」として1ヶ月の取組を始めます。
一例では、私が以前に書いた「海鮮うずめ飯」や「うずめ飯」が期間限定ですが市内11カ所で食べられることや期間中に食関連のイベントが行われます。
食の安全、食偽装など国内では様々な問題が噴出している中で、地産地消、スローフードに軸足をおいた食の取組はタイムリーであり、浜田ファンを増やす良い取組だと思います。まだ緒についたばかりですが、滞在するためのツールとしてブラッシュアップしていけば、効果が必ず出ると思います。