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南信州・飯田五平もち楽会が設立

1015日、南信州の郷土料理である五平もちを広く知らしめるとともに、五平もちに関する調査・研究、伝承活動および五平餅の食文化を有する他地域との文化交流を目的に「南信州・飯田五平もち楽会」が設立されました。

私も楽会の顧問として参加。今後さらに五平もちという食文化の普及に、少しでもお役に立てたならと思います。

 

「五平もち」を知らない方にちょっとだけ説明しましょう。

「もち」と言われますが、餅米を使用していません。普通のご飯米(うるち米)を炊き、それを半殺し(怖い言葉ですね)にします。半殺しとは炊いたご飯を半分くらい(この当たりは微妙)こねて潰すことです。

そのつぶしたご飯を竹串に刺して炭火で焼きます。少し焦げ目ができるころになると、串刺しのご飯がふっくらしてきます。それに砂糖・味噌・みりん・醤油をベースに季節やそれぞれの家庭の工夫で、ゴマ・山椒・ゆず・山胡桃を混ぜたタレを付けて、再び焼きます。

味噌が焼けたら、それで出来上がり!

 

南信州の郷土料理、伝統料理と言われる「五平もち」ですが、形を違えて木曽地方、東海地方に伝わっています。

その名前の由来は諸説あり、実際の由来はどれが正しいか分かりませんが、昔、弁当として木片にご飯をつけて味噌を塗り山作業に持って行ったといういわれが、東北地方にも残っており、どうやら南信州・木曽・東海に限定した郷土料理と言えず、古来はもっとメジャーで全国区の食であったかもしれない。その名残が「きりたんぽ」かも?

 

 

五平もちの由来については次回に書きます

この形状は飯田地方のもので、砂払温泉で開発したものです。

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