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	<title> &#187; 連帯の農都共創</title>
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		<title>沢から里に餌場を変えた熊</title>
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		<pubDate>Tue, 04 Nov 2025 04:41:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[井上]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[地域再生]]></category>
		<category><![CDATA[連帯の農都共創]]></category>

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		<description><![CDATA[山間の細長く窪んだところを東日本では「沢」と言い、西日本では「谷」と呼ぶことが多いと武光誠氏は論じている。 川沿いの奥地に登り獲物を取ることを楽しんだ住民は「沢」と呼び、危険で役に立たない土地とみた住民は「谷」と呼んだと [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>山間の細長く窪んだところを東日本では「沢」と言い、西日本では「谷」と呼ぶことが多いと武光誠氏は論じている。<br />
川沿いの奥地に登り獲物を取ることを楽しんだ住民は「沢」と呼び、危険で役に立たない土地とみた住民は「谷」と呼んだとのこと。<br />
東西文化の境界にある飯田市などは「〇〇沢」と言う地名が多い。<br />
平地が少ないから険しい奥山まで山菜やキノコを採取に行った。<br />
沢筋は山葵やクレソン、沢ガニほかとにかく食べられるものが豊富だ。<br />
<a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2025/11/de0e1a64d06713292151345ba3744e26.jpg" rel="lightbox[2243]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2025/11/de0e1a64d06713292151345ba3744e26.jpg" alt="山山葵" width="259" height="194" class="alignnone size-full wp-image-2245" /></a></p>
<p><a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2025/11/672286fd32684c843b56ad6b89a2620f.jpg" rel="lightbox[2243]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2025/11/672286fd32684c843b56ad6b89a2620f-300x200.jpg" alt="沢ガニ" width="300" height="200" class="alignnone size-medium wp-image-2246" /></a><br />
東北ではミズを採取して食べてますね。<br />
もちろん川の中にはイワナやマスもいて本当に沢は資源の宝庫なんです。<br />
しかし沢筋は熊の餌場でもある。<br />
イノシシなどとは沢ガニ取りで先を争う。<br />
幼少の頃から親に連れられて、そうした山によく入ったが、一度も熊と遭遇したことが無い。<br />
人間の気配を察知すると熊は遠慮して出てこなかったのだろう。<br />
今の山はその豊かさを失ってしまったのだろうか？<br />
昔と違い親熊は小熊に教えていないのか？<br />
人間社会では田舎から大都市を目指し、ふるさとの山には入らなくなった。<br />
熊の餌場は十分確保されているはずだが、熊は沢を目指さず里を目指して山から降りてくる。</p>
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		<item>
		<title>ご飯を食べよう!!</title>
		<link>http://tiiki-saisei.jp/2041/</link>
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		<pubDate>Sun, 20 Oct 2024 23:54:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[井上]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[連帯の農都共創]]></category>

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		<description><![CDATA[今年の新米が高いとメディアが大騒ぎしている。 農林海産物がちょっぴり単価上昇しただけで煽りまくる。 輸入食材中心で加工したメーカー食品の価格が上昇しても、全品目で上昇した程度でお茶を濁す。 そりゃそうだ。 メディアは広告 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>今年の新米が高いとメディアが大騒ぎしている。<br />
農林海産物がちょっぴり単価上昇しただけで煽りまくる。<br />
輸入食材中心で加工したメーカー食品の価格が上昇しても、全品目で上昇した程度でお茶を濁す。<br />
そりゃそうだ。<br />
メディアは広告料で経営が成り立っている。<br />
農林漁家からは金を貰ってないから守る必要はないわけだ。<br />
上昇していても加工食品と同様の1.5倍。<br />
米農家は燃料に肥料などの資材の高騰で、価格転嫁は人件費まで及んでいない。<br />
ところが消費者はそのメディアに乗せられて「高い。高い」と大騒ぎする。<br />
米は高いから買い控えしてパン食にすると、まったく勘違いした消費者さえ出てくる。<br />
<a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2024/10/mv02.jpg" rel="lightbox[2041]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2024/10/mv02-300x184.jpg" alt="mv02.jpg" width="300" height="184" class="alignnone size-medium wp-image-2042" /></a><br />
考えてほしい。<br />
総務省の令和6年2月分の家計調査報告によると、2人以上の世帯で1ヶ月にかかる米の値段は1527円、パンは2861円であり、1ヶ月あたりにかかる費用はパンの方が高いことが分かる。<br />
総務省の小売物価統計調査によれば、茶碗1杯で約200gの米の値段は約43円。<br />
炊飯の光熱水費を含めても50円程度だろう。<br />
これほど国産で安定、安価な食材はない。<br />
ダイエットや高血圧、糖尿病対策でも、食パンよりご飯を奨めたい。<br />
なにより体内で合成できず食摂取に頼るしかない「必須アミノ酸」<br />
この「必須アミノ酸」の体内効率の指標で用いられる「アミノ酸スコア」と言うが、アミノ酸スコアが高いほど身体に良いわけだ。<br />
小麦のアミノ酸スコアは42、白米のアミノ酸スコアは61であり、明らかにタンパク質の「質」が白米の方が良いことが分かる。<br />
糖質制限などをする際は、パンよりもご飯にした方が、量もたくさん食べられる。<br />
腹持ちでも消化時間がパンより長い米はダイエットにも良い。<br />
全国には美味しい米がたくさんある。<br />
炊きたてのご飯は何より美味しい。<br />
<div id="attachment_1816" style="width: 310px" class="wp-caption alignnone"><a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2024/05/IMG_20151109_200051.jpg" rel="lightbox[2041]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2024/05/IMG_20151109_200051-300x270.jpg" alt="DSC_1028" width="300" height="270" class="size-medium wp-image-1816" /></a><p class="wp-caption-text">DSC_1028</p></div><br />
かつ寿司におにぎり、混ぜご飯、ピラフ、チャーハン、カレー、雑炊、お茶漬けなど多様な食べ方もできる。<br />
さあ、ご飯を主食に物価高騰を乗り切ろう！</p>
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		<title>今そこにある食糧危機</title>
		<link>http://tiiki-saisei.jp/1903/</link>
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		<pubDate>Tue, 20 Aug 2024 23:35:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[井上]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[連帯の農都共創]]></category>

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		<description><![CDATA[昨年の異常気象による米の不作から、都市部で「米不足」が騒がれている。 江戸時代末期、異常気象による大飢饉の際、自領の米を大消費地に流出させない「津留」を各藩が実行した。藩財政は火の車であったが、領民を飢えさせても財源を確 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>昨年の異常気象による米の不作から、都市部で「米不足」が騒がれている。<br />
江戸時代末期、異常気象による大飢饉の際、自領の米を大消費地に流出させない「津留」を各藩が実行した。藩財政は火の車であったが、領民を飢えさせても財源を確保しようとは考えなかったのだ。<br />
そのため江戸や大坂では米問屋の打ち壊しが勃発、かの大塩平八郎の乱はこうして起き、それが倒幕に向かい江戸幕府は終わった。<br />
昨年の米国の小麦輸出制限は、自国民の食糧確保が重要であることを示している。不測時でも安定した輸入を維持できるなどと妄想を抱く国は誠に危ない。<br />
それを懸念したのか附帯の関連法「食糧供給困難事態対策法」も唐突に出された。<br />
法律を簡単に訳せば、米などの農産物で不足が出たら首相が「〇〇を作れ！」と命令するもので、逆らえば農家に罰金を科す法律である。<br />
さて政府は米を一週間以内に増産しろと命令を出すのだろうか？<br />
コロナ禍のマスク増産と農産物増産が同列に扱われていないだろうか？<br />
農水省では156万トンを備蓄してあり不足はないと火消しに躍起だが、産地で大災害があれば国民が食せる米は確実に不足する。<br />
だが今年も酷暑が続き作柄に影響を与えており危機は目の前にあるのだ。<br />
国内の多くの農村は中山間地域にあり、家族経営をベースに大型化や省力化とは無縁な農業を営んでいるが、再生産が困難として農業経営体が2022年に100万を割り込んだ。<br />
その要因はもちろん収入が少なすぎることだ。例えば国内の最低賃金は1000円を越えたが、米農家は時給換算すると300円前後しかないそうだ。<br />
皆さんはその賃金で働きますか？<br />
そのくせ農産物がちょっと値上がりしただけで、大手メディアが大騒ぎし消費者も高くて買えないと同調する。これでは農家は力尽きてしまい、誰一人取り残さないとするSDGｓの目標から逸脱している。<br />
輸入のセーティネットを整備するのも良いが、国内の農業農村を持続させるセーフティネットの確立の方がもっと大切でしょうね。<br />
<a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2024/08/06023.jpg" rel="lightbox[1903]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2024/08/06023-300x274.jpg" alt="飯田市千代の棚田百選「よこね田んぼ』" width="300" height="274" class="alignnone size-medium wp-image-1904" /></a></p>
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		<item>
		<title>改正基本法で本当に日本農業を守れるか（1）</title>
		<link>http://tiiki-saisei.jp/1806/</link>
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		<pubDate>Sun, 21 Apr 2024 10:54:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[井上]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[連帯の農都共創]]></category>

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		<description><![CDATA[農業の未来と新基本法の課題 農政の憲法「食料・農業・農村基本法」の改正案が国会に提出された。筆者は1999年制定の基本法の理念に対し、一定の評価をしていたが、諸般の事情で、その理念達成は道半ばであったことは否めない。特に [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><strong>農業の未来と新基本法の課題</strong><br />
農政の憲法「食料・農業・農村基本法」の改正案が国会に提出された。筆者は1999年制定の基本法の理念に対し、一定の評価をしていたが、諸般の事情で、その理念達成は道半ばであったことは否めない。特に今回は未達の検証・議論が深まる前に、目先の課題に対する庭先議論だけで現場と乖離した内容に至ったことが残念である。</p>
<p><strong>大規模化では農村を救えない</strong><br />
　<br />
1961年制定の農業基本法は規模拡大や生産性向上とコスト・ダウンで、サラリーマンとの所得格差是正を目的に、大規模化や法人化で所得向上を掲げたが、激しい米価闘争により、米価アップの道を選択してしまった。<br />
筆者はガット・ウルグアイラウンドで121品目の農産物が自由化を迫られた時代から23年間、自治体の農政畑にいた。<br />
中核農家育成（年間150日以上農業従事）と第1次構造改善事業から新農業構造改善事業で、自立を図る農業政策であった。　<br />
農基法制定に尽力した東畑精一氏は晩年「自立農家を作る政策に対して、農家が総兼業化で抵抗され構造改革は失敗」と後悔していたが、その後農家人口は毎年50万人以上を失い農業は高齢者と女性中心の「3ちゃん農業」になってしまった。<br />
近年も農業経営体数が5年ごとに30万〜35万減少しており、2022年にはとうとう100万経営体を割り込んでいる。20年後には50代以下の基幹的農業従事者は約25万人と推計されている。<br />
経営体が減少したのは農地集約が進捗している証拠なのか改めて問いたい。<br />
担い手不足や安価で取引される農産物により農業者の再生産意欲を奪い廃業しているケースが散見される。これが第一の要因であろう。<br />
　大規模農業経営は徹底した省力化であり、生産に高コストな中山間地域では成り立たない。しかしその中山間地農業が日本の自給率を裏で支えている。<br />
すなわち大規模農業一本槍ではなく、中山間地で再生産可能な政策転換が必要である。</p>
<p><strong>食料安全保障は農家を疲弊させるだけ</strong></p>
<p>戦後の復興期、農業が将来国際競争に堪えるため必要な生産力向上の基本条件を整備することを怠れば我が国農業は救いがたい困難に陥ると農林省官僚は訴えた。改正基本法はこの「農業政策の大綱」と今も地下水脈で繋がっているのだろうか。<br />
歴史を振り返れば1961年制定の農業基本法は、稲作農業の面的規模拡大による単作経営を推進したことで、大区画になる一方、畦に作付けした大豆栽培がなくなり、味噌や醤油が自家製造できず自給率を下げた。<br />
　食糧輸入に影を落とす今般の政情不安や中国による爆買いで、政府も主要穀物の輸入リスクが大きいと理解したようだ。<br />
小麦を始め49カ国の80品目で単価急騰と供給不足で、国民生活に影響が及び、異常気象により国内外の農産物生産が不安定化している。<br />
　今回の改正では「食料安全保障の確保」として「良質な食料が合理的な価格で安定的に供給され、かつ、国民一人一人がこれを入手できる状態」とするとして、輸入国支援に踏み込んだ。普段の買い付け競争で生産国との信頼関係を作っておくことは理解できるが、不測時でも安定した輸入を維持できると思っているのだろうか。<br />
かつて米の不作よる緊急輸入や昨年の鶏卵不足で大騒ぎになったこともあり、今回の改正に附帯して「食糧供給困難事態対策法」が提出された。<br />
異常気象などで食料が不足する事態が予見されたとき、首相を本部長とした対策本部を設置し、農家に対し生産の拡大・転換を指示するもので、命令を聞かない場合は罰金を科すと明記している。<br />
輸入に依存する国は常にリスクを抱えている。シーレーン防衛に失敗すれば、日本はたちまち飢餓の国となるだろう。<br />
輸入のセーティネットを整備するのも良いが、国内の農業農村を持続させるセーフティネットの確立がもっと大切である。</p>
<p><strong>輸出入バランスで振り回される農家</strong></p>
<p>食料の国内自給率は38％しかない。これでは国民から飢えの不安を取り除くことは不可能である。<br />
一方で2023年の農産物輸出は9064億円で過去最高額を更新した。特に米、牛肉、緑茶で伸びが顕著である。<br />
2024年2月に香港とシンガポールで月1回以上日本食を食べる消費者を対象に「今後の喫食意向」を聞いたところ、100％に近い消費者が今後も日本産の米を食べたいと回答した。このように圧倒的に支持される日本産農産物の輸出に拍車がかかるが、輸入している牛肉や豚・鶏肉・鶏卵も輸出しており、国民は安価な外国産を消費し、高品質なものは輸出しているという構図だ。<br />
課題は輸入だ。<br />
国産の半分以下で取引される中国産ニンジンは通年で安定供給され、レトルト商品メーカーは輸入を歓迎する。<br />
特に生乳は悲惨である。世界貿易機構（ＷＴＯ）で13万7千トンの輸入枠数量を約束させられたことが原因だが、輸入分との在庫調整の元で、乳牛の処分あるいは増加と生き物を無視した政策を生産農家に押しつけている。<br />
畜産は総じて生産価格が低迷する一方で、円安の影響でエネルギーや飼料価格の高騰で、畜産業者は生産継続が不可能となり廃業が拡大している。</p>
<p>再生産可能な適正価格に</p>
<p>スーパー関係者は消費者の値頃感に販売単価が左右されるという。インフレ傾向が生産単価に正しく反映されることは必要だが、消費者マインドとのギャップが大きいために、仕入れ単価を落としている。<br />
一方で消費者の健康志向や免疫への関心が高まったことを背景にサプリメント市場は1兆円を越え、医薬品メーカーまで参入する成長ぶりだが、機能性サプリによる健康被害事件で、通販を主戦場にコンプレックス消費を促すメーカーにとって頭の痛い騒動だろう。<br />
原料の一部を担う農産物の単価が数円上がっただけでメディアは大騒ぎし買い控えを促す。健康食品の後塵を拝する農産物に生産者の意欲減退である。<br />
政府は企業に対し物価高を上回る賃上げを要請している。中小企業にも労務費の価格転嫁を応援しているが、市場に対し農産物の価格転嫁の要請は行っていないようにみえる。<br />
2024年になってから消費者も値上げは仕方ないと風向きが変わってきた。ここは政府として日本農業を守り持続させるため、再生産可能な適正価格での取引を強力に要請願いたい。</p>
<p><strong>地域食料安保で自給率を上げる</strong></p>
<p>我が国では米100万トン、小麦2.3ヶ月分、飼料用トウモロコシは100万トンの農産物を備蓄しているが、国民が食べる量を考えれば数日しかない僅かな備蓄である。<br />
食糧安保は生産現場を担う農家が食べられる環境づくりこそ最も大切な農業農村政策だ。<br />
誰も食の安定確保に危機感を持たなかったのは残念だ。このとき政府が米価アップではなく、麦や大豆の買取価格を上げていたらどうなっていたか。<br />
自治体で農政を担当したとき、形骸化していた農地法や土地利用計画とリンクする農振法に疑問を感じ、農業農村の振興ではリアルな農地維持政策が不可欠と考え、提唱したのが「地域内食料安全保障」である。<br />
10万人の市民がいれば、その10万人が飢えない食料を確保する面積を割り出し農振地区として保全する。これを他自治体も計画実践してもらえれば日本の自給率も向上すると考えた。<br />
もちろん生産だけに目を向けず地場消費を上げるために「地産地消」の推進を掲げ、最初に手を付けたのは学校給食の地域内自給の向上であった。<br />
JAや生産者の協力を得る中で、在来種の米を全学校の米飯給食用に切り替え、一年間に給食で使用される農産物をできるだけ地場産に転換、地産地消の流れを地域消費者への認知度アップに繋げた。</p>
<p><strong>農業は国防である</strong></p>
<p>戦後の飢餓から食糧増産に励んだ力強い農政も世界の様々な圧力に屈してしまった。<br />
ヨーロッパ各国は関税以外に農業所得の9割以上を税金で賄い、政府が生産リスクを追うことで、農家が安心して農業を営めるようにしている。政府は肥料や農薬などのコストを補てんし、手元に所得が残る仕組みで国際競争力を高めている。<br />
かたや日本の農家所得に占める助成金の割合は先進国で最低の30％程度である。<br />
欧米は国内自給を守ることは国防と明確に考えているが、日本は輸入確保で国防が可能と考えているのだろうか。<br />
　農業・農村の持つ多面的機能の維持・発揮のため、地域活動や営農の継続等に対して支援する日本型直接支払制度は、様々な縛りで現場の負担は増加するばかりである。<br />
そもそも予算額を上回れば減額という制度はいかがなものか。<br />
理屈優先の直接支払でなく、現場の声を聞き取り、欧米と同様に理解しやすい保護政策を望みたい。</p>
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		<item>
		<title>農村を守ることは日本を守ること</title>
		<link>http://tiiki-saisei.jp/1786/</link>
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		<pubDate>Wed, 28 Jun 2023 02:27:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[井上]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[連帯の農都共創]]></category>

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		<description><![CDATA[明治政府は官製の文明開化で新しい世の中が来たと庶民を煽る一方で、第一に優先したのは富国強兵国家の建設であった。 福沢諭吉が「人の上に人を作らず」と言ったが、実態は薩長の一部エリートが民衆の上に君臨する独裁政治であり、この [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>明治政府は官製の文明開化で新しい世の中が来たと庶民を煽る一方で、第一に優先したのは富国強兵国家の建設であった。<br />
福沢諭吉が「人の上に人を作らず」と言ったが、実態は薩長の一部エリートが民衆の上に君臨する独裁政治であり、このエリートたちは、理想のためには民衆の犠牲などいとわない傾向が見られた。<br />
伝統的な風俗や習慣を否定し、お寺や仏像が破壊する廃仏毀釈を進め、さらに欧米の男尊女卑の考え方を取り入れていった。この完成形が現在の日本なのだ。<br />
これらを推進し欧米列強に追いつくためにその基礎となったのが、土地の私有化を認めつつ税金を巻き上げる「地租改正」である。<br />
地価の３％を地租として政府が搾取する悪法は、江戸時代の年貢と違い、新たな資本家（地主）という支配階級を生み出す政策で、生産者から　商品流通の市場理論に勝手に組み込まれた。<br />
明治政府は富国強兵のために、農業を市場経済に引っ張り出したわけで農民や農村を豊かにするというビジョンなど持ち得なかった。<br />
地租改正は「税金は一人一人がお金で払え」とするもので江戸時代の年貢とは全く違う。<br />
所有する土地に税金を掛ける制度変更は、支配体制の確立のために農村の共同体を解体させ個々人を直接支配することにあった。<br />
商業的営利農業という経済オンリーの社会への転換で、農家は「生産＝お金」との考え方に変わり、一方で農村コミュニティを疲弊させていった。<br />
近代資本主義はコミュニティを解体することによって人を経済の１パーツ（歯車）にした。<br />
銀河鉄道３３３の機械化母星のような日本を作り出したんですね。<br />
このまま政府の言いなりでは日本の自給率は上がらない。一部の農業は残るかもしれないが「農村」は消えてしまう。<br />
既に経済という化け物は、農村の文化や風習そして人々の営みを食い散らかしてきた。<br />
そして今、地域環境に経済の食指が動いている。<br />
訪日客が憧れる日本は農村の景観や文化、そしてオリジナルの食だ。<br />
農村を守ることはすなわち日本を防衛することであり、国民の命を守ることだ。<br />
いまこそ農村から反転攻勢の狼煙を上げよう。<a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/20230531_112502.jpg" rel="lightbox[1786]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/20230531_112502-300x135.jpg" alt="20230531_112502" width="300" height="135" class="alignnone size-medium wp-image-1787" /></a></p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>苗代づくりは日本独自の発想だった</title>
		<link>http://tiiki-saisei.jp/1767/</link>
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		<pubDate>Sat, 13 May 2023 06:52:08 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[井上]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[連帯の農都共創]]></category>

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		<description><![CDATA[4月から5月、高山の山肌の雪が溶け、残雪が織り成す多様な「形」を山村で暮らす人々は、代掻き・田植え・種蒔きなど農作業を行うタイミングを知らせる暦として活用した。 それが「雪形」と言われるもので、種まき爺や種まき兎などに見 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>4月から5月、高山の山肌の雪が溶け、残雪が織り成す多様な「形」を山村で暮らす人々は、代掻き・田植え・種蒔きなど農作業を行うタイミングを知らせる暦として活用した。<br />
<a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/b908556211abded401f33720fbc2c2b7.jpg" rel="lightbox[1767]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/b908556211abded401f33720fbc2c2b7-300x225.jpg" alt="南アルプス兎と聖" width="300" height="225" class="alignnone size-medium wp-image-1769" /></a><br />
それが「雪形」と言われるもので、種まき爺や種まき兎などに見立て名付けられたものだ。<br />
もちろん現在の詳細な長期予報を含む天気予報など存在していない。<br />
しかし折々に変化する山の残雪は、夏の気候や干ばつを教えてくれた。<br />
山を守ることは農地を守り豊かな恵みを里にもたらす。<br />
田んぼに水が張られ、山の雪形を綺麗に写り込む。<br />
今では普通に行われる苗代づくり。これは日本独自の発想だそうですね。<br />
そろそろ田植えシーズン。<br />
欧米からのお客様が美しいと感じる瑞穂の国日本の農村風景が拡がる。<br />
<a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/b51dacb27b199b17ec9ad3c45299a8e3.jpg" rel="lightbox[1767]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/b51dacb27b199b17ec9ad3c45299a8e3-300x232.jpg" alt="青田" width="300" height="232" class="alignnone size-medium wp-image-1768" /></a><br />
＊＊＊＊<br />
テレビのワイドショーで某コメンテーターが「農家は食べない米を作るな」発言が飛び出し炎上した。たしかに食の欧米化が顕著になって以降、米の消費は減っている。<br />
だが2022年の米の収穫量は670万1000㌧で、前年比較で30万6000㌧と、農家は自発的に米生産を減じている。と言うか山村の耕作放棄が進んでいると見るべきか。<br />
もともと農村、特に山村は生産効率の悪い農地を維持し、少ない食料を分け隔て無く村人で分配し、弱者を救いながら相互扶助で生きていた。都市のために村人は作物を作ってきたわけではないのだが、明治時代にとにかく農民を脅し生産を上げる「サーベル農政」が行われた。<br />
生産第一主義の農政はここから始まり現在も変わらない。<br />
とは言っても外国からの食料輸入の増減による猫の目農政は、農家の生産意欲を削ぐやり方だ。<br />
米は制限無く作って貰えばよい！<br />
国内で余っても食料不足で飢えている国は世界にたくさんある。<br />
そうした国の一部の富裕層に回る金でなく、食料の現物を送れば良い。小麦でなくてもパンは作れる。飢餓が無くなれば平和な国にもなる。<br />
食料を届けてくれる日本は信頼される国になるはずだ。</p>
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		<title>コミュニケーションの再起動</title>
		<link>http://tiiki-saisei.jp/1743/</link>
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		<pubDate>Sun, 22 Jan 2023 01:25:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[井上]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[連帯の農都共創]]></category>

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		<description><![CDATA[コロナウイルスで世界各国は国を閉じ、マスクで顔を覆い、ソーシャルディスタンスでコミュニケーション不全の世界が顕在化した。 世界はしばしば相手とコミュケーションが取れず、何度も愚かな戦争に突入した。ロシアのウクライナ侵攻は [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>コロナウイルスで世界各国は国を閉じ、マスクで顔を覆い、ソーシャルディスタンスでコミュニケーション不全の世界が顕在化した。<br />
世界はしばしば相手とコミュケーションが取れず、何度も愚かな戦争に突入した。ロシアのウクライナ侵攻はコロナ禍で国と国のコミュニケーション不全を招いた悲しい姿かもしれない。<br />
コロナ禍で高齢者が多い田舎では、地区の大きなイベントである祭りは中止、会議も無しなどコミュニティ活動の基本が封じられた。<br />
夏以降は徐々に規制緩和され、祭りやイベントが戻りつつあるものの、対面での会議は減少したままだ。だが流行のオンラインでは地域コミュニティの再起動の解決策にはならない。<br />
集まってリアルで話さないと、互いの想いや考え方が理解しにくい。その場の空気が読めないと共感しづらい。<br />
世代間で互いに理解できないと嘆く。しかしそれは対立する姿を煽るメディアの影響であろう。私は世代間ギャップなど超えて良い関係を築いている人たちをたくさんみている。そこではやはり会話で溝を埋めている。<br />
企業とか友人、趣味のコミュニティはオンラインに向いているかも知れないが、井戸端会議などと揶揄されるベタベタの情報交換が地縁集団には会話は大切なツールである。<br />
<a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/226aed64326f7f4207b15932d326aa26.jpg" rel="lightbox[1743]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/226aed64326f7f4207b15932d326aa26-300x184.jpg" alt="歌川国貞・仏の明日" width="300" height="184" class="alignnone size-medium wp-image-1744" /></a><br />
距離感が遠く感じるオンラインは、メタバースとともにいずれ進化するだろうが、オンラインが田舎のコミュニケーションに役立つのは、まだまだ未来のことだろう。<br />
新型ウイルスの蔓延ばかりでなく、パーソナル化で人間関係が希薄となり、他人の痛みや苦しみが理解できなくなったことで様々な事件も起きている。<br />
人間は言葉を獲得し共感しあう環境から成長してきた。<br />
ユヴァル・ノア・ハラリは「ホモ･デウス」で「ＡＩが私たちの「心」の領域に介入してきたとしても、私たちの「心」にとって、未来の幸福が約束されるわけではない」と言った。ひたすら今よりも豊かな生活を目指してきた人類の未来は、ホモ・サピエンスからホモ・デウスにアップグレードできるだろうか。それともディストピアとなるのか。<br />
このような折りだ。「我々は何者か　我々はどこへ行くのか」とのハラリの問いに向き合う良い機会かも知れない。<br />
＊＊＊＊＊＊<br />
人との分断により「コミュニケーション障害」や「対人恐怖症」の子どもが増加するのではないか、あるいは他人を非難したり攻撃する、コミュ障にならなくても他人との心の距離が離れ、他者を思いやる心が希薄になるなど、コロナ禍が生むトラウマが増加しないだろうか？<br />
聴覚障害の方々は健常者（この単語は嫌いなんだけど）とは、口の動き、形、表情で何を話しているかを理解する。<br />
聴覚障害者に限らず顔の表情は、会話だけでなく相手と共感するための大事な要素となる。何年ものマスク生活で今や顔パンツと言われるほど、素顔をさらすことが恥ずかしいとか怖いと思う人が増加してきた。<br />
子ども達が社会的距離を取り、相手の表情も分からない中で自己肯定感すら育めない荒んだ未来を想像したくない。<br />
この想像を覆すには親が範を示すことしかない。自宅に籠もり生活不安が募る。外に出れば監視社会化している。焦燥感、イライラ感から家庭でのコミュニケーション不全となれば、ＤＶなどに発展し、それが子どもに伝染してしまう。コミュ障を放置すると２０年後３０年後、仕事ができない、友人や恋人ができない、そしてうつ病や引きこもりなど精神障害を発症こともあるからだ。<br />
今は自粛、自粛で周りをみて過敏になっている。子ども達は未来の希望だ。まずは夫婦が朝晩の挨拶や「ありがとう」の言葉がけの実践だろう。<br />
この騒動で様々な経験を子ども達から取り上げない。そして将来の夢や未来を奪わないで欲しい。だから家庭から優しく愛情たっぷりに接して子どもたちを守り、『幸せなコト』を共有できる家族になって欲しいと願っている。</p>
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		<title>共同店の最大の利益はユンタク</title>
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		<pubDate>Sat, 21 Jan 2023 02:31:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[井上]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[連帯の農都共創]]></category>

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		<description><![CDATA[共同一致というように、集落の人たちは共同店をとても大切しており、協同店の運営では店番がキーと言う。ＮＨＫの朝ドラ「ちむどんどん」で共同店が登場し、店番を仲間由紀恵がやっていた。 店番は単なるレジ打ちでなく様々な役割を持っ [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>共同一致というように、集落の人たちは共同店をとても大切しており、協同店の運営では店番がキーと言う。ＮＨＫの朝ドラ「ちむどんどん」で共同店が登場し、店番を仲間由紀恵がやっていた。<br />
店番は単なるレジ打ちでなく様々な役割を持っているが、特に共同店の最大の利益をユンタク(おしゃべり)の時間を増やすことだという。利潤を追及せず共同店を核にしたコミュニケーションを最重要と考えているのである。<br />
ゆえに高齢者と丁々発止で対応することが求められる店番は、会話をリードし盛り上げるスキルが不可欠なのだ。このため売り上げが伸びなくても大切な店番は雇用し続け、人件費で店が赤字になれば区が補てんしているのである。<br />
安田(あだ)協同店では、常に新たな話題を提供し区民が集まる仕掛けも行う。<br />
昨年は安田小学校の藤城公輔教諭が仕掛けた「安田ガチャ」だ。<br />
藤城先生は子どもたちが気がつく場所に、ガチャの機械を置くと興味を抱いた子が騒ぎ出した。そこでガチャを協同店に置くことを提案し、同校の全児童5人でカプセルの中身を考えさせた。<br />
もちろん売店には内緒で事前の許可を得てのコラボ企画だった。<br />
1回100円で子どもたちが作ったものや住民の寄付による物品が景品である。「1日2、3個売れたらいいね」という当初の目標は大きく上回り、設置から4日間で20個が売れた。<br />
ガチャの売上金の使い道の検討も児童が考えた。<br />
「区外からのお客さんの反応が良い。あだガチャが店内のスパイスになっている」と店番の徳田さんも言う。仕掛けた先生も「将来の社会的自立に向けて、いろんな経験を積んでほしい。次の仕掛けもいろいろ考えている」とアイデアを披露してくれた。<br />
協同店は学校とも連携し区の活性化と地元を愛する子どもたちを育んでいる。<br />
<a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/8af0d205b02c73f96f4fec567d43213e.jpg" rel="lightbox[1735]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/8af0d205b02c73f96f4fec567d43213e-214x300.jpg" alt="安田ガチャ" width="214" height="300" class="alignnone size-medium wp-image-1736" /></a></p>
<p><a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/aa0fddbb1476091eee1a77a568e74c8a.jpg" rel="lightbox[1735]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/aa0fddbb1476091eee1a77a568e74c8a-300x176.jpg" alt="協同店・ユンタクする店員" width="300" height="176" class="alignnone size-medium wp-image-1737" /></a></p>
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		<title>共同店が持つ意義と可能性</title>
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		<pubDate>Sat, 21 Jan 2023 02:21:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[井上]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[連帯の農都共創]]></category>

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		<description><![CDATA[「共同」は「共に同じ事を行うこと」であり、同じ条件と資格を有する。 100年以上前から沖縄地方には集落民が出資したよろずやの「共同店」がある。 発祥の店と言われる「奥共同店」（明治35年開業）は、沖縄本島の最南にある店舗 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>「共同」は「共に同じ事を行うこと」であり、同じ条件と資格を有する。<br />
100年以上前から沖縄地方には集落民が出資したよろずやの「共同店」がある。<br />
発祥の店と言われる「奥共同店」（明治35年開業）は、沖縄本島の最南にある店舗で、設立当初は製材と海運により運営資金を確保していたが現在は行っていないものの健在である。<br />
宮古島の「狩俣マッチャーズ」は有志の出資による株式会社化しているところもある。<br />
また地域おこし協力隊員が担う傾向も出てきたり、個人経営に移行した地区もある。<br />
共同店の合言葉は「共同一致」である。<br />
地縁の同一性を基礎とする「共同」の集合体であることを如実に示した言葉であり「公共」とは全く違うのである。<br />
共同店は集落の住民全戸が出資して設立したものだが、法人格を有していない。店舗の中には「協同店」と称するところもあるが、協同組合法によるものではないため、協同と表記することは通常できない。<br />
共同店が存在できる環境の一番のポイントは、沖縄の島々が閉じた経済圏であることである。<br />
このため高速道路が整備され都市化が進展すると、最盛期に200店以上あった共同店は、50店まで減少しており、公共事業による都市化が集落の自立を奪った典型例といえる。<br />
共同店の命綱は集落民の拠り所として機能し、集落の中で小さな経済循環が起きていることだ。そのため道路環境が改善され勤め人が増加し、買い物は都市部で済ませることで、小さな経済圏は崩壊した。<br />
私の師匠筋である高橋寛二氏は「地域の中での経済の循環の仕組みをどうつくるか」の例として、長野県下伊那郡阿智村清内路のよろずや「長田屋」を挙げている。長田屋は地区の大切な拠点であることを住民が認識・共有をしており、誰もができるだけ長田屋で買い物をするのだ。<br />
このように一般消費者のように1円2円の安価だけで他店に流れず、地域の中で経済循環する仕組みを守っており、地区の衰退を防いでいる。<br />
この仕組みは本州の中山間地で展開する価値がある。<br />
先進事例として京都府京丹後市にある「常吉村営百貨店」がある。行政に頼らず、買い物難民対策を住民自らが取り組んできた先駆け的存在として活動が評価されたが、残念なことに地区での運営が困難となり閉店した。その後、元協力隊員である東田一馬氏が、農業と福祉と暮らしを柱にし、地域活性化のための拠点にするとの理念を引き継ぎ2012年に再開している。<br />
しかしこの取り組みは今後、行政に依存せず、自立する大きな可能性がある。<br />
<a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/fb2108d01a101a276ffe08d1cf6358e8.jpg" rel="lightbox[1732]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/fb2108d01a101a276ffe08d1cf6358e8-300x190.jpg" alt="安田協同店" width="300" height="190" class="alignnone size-medium wp-image-1733" /></a></p>
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		<title>公共と共同と協働</title>
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		<pubDate>Thu, 19 Jan 2023 07:23:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[井上]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[連帯の農都共創]]></category>

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		<description><![CDATA[公共(Public)は社会全体、「公」のものとして共有するものと定義されるが、日本では古から統治するものとされるものが染みついており、暮らしを含め全てを「お上」がやってくれると考える住民と、「公」イコール “行政の仕事” [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>公共(Public)は社会全体、「公」のものとして共有するものと定義されるが、日本では古から統治するものとされるものが染みついており、暮らしを含め全てを「お上」がやってくれると考える住民と、「公」イコール “行政の仕事”と勘違いした行政が創り上げてきた妄想の「公共」がまかり通ってきた。<br />
ところが最近は「私((Private)」と「公共」の境界が曖昧となり、互いが自ら都合の良い解釈でせめぎ合っている。<br />
行政は箸の上げ下げまで規定して管理したい。住民は「私」が思う不利益を自分だけ被りたくない。このギャップが今後も拡大しているのではないだろうか。<br />
簡単な事例が昨年騒がれた公園の閉鎖だ。これこそ「公共」性の弱点を「私」性の権利が押し切った例であろう。<br />
逆の事例に青森県黒石市の中町を中心とする「こみせ」である。新潟県上越市や長野県飯山市にある｢雁木｣と呼ばれるものと同様で、雪国では積雪時でも歩くことができる江戸時代からのアーケードなのだ。<br />
「こみせ」は黒石津軽家の初代領主である津軽信英が、町割りを行った際に作らせたと言われている。江戸時代は商家の表道路に面する「公有地」であったが、明治の地租改定で「私有地」となるも、現在も「公共的空間」として使用している。<br />
<a href="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/8e344a881093658103f67186aaa76f48.jpg" rel="lightbox[1729]"><img src="http://tiiki-saisei.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/8e344a881093658103f67186aaa76f48-300x225.jpg" alt="黒石市の「こみせ」" width="300" height="225" class="alignnone size-medium wp-image-1730" /></a><br />
「私有地」なのに「公共空間」として機能する「こみせ」に、私はコミュニティセンターの略称ではないか夢想してしまった。<br />
そう感じたのは商店街の共同体意識の高さが顕れているからだろう。しかし近代化の波は商家そのものの存続の課題となり、美しい連続性を保つ「こみせ」の存続に影を落とした。そのこみせを救ったのが黒石市民だ。市民の保存活動は土地建物の取得に繋がった。商家の誇りは市民の誇りとなっていったのである。<br />
筆者はこの「こみせ」文化をヒントにが、生まれる可能性があると信じている。<br />
最近の流行であるアバター空間ではニューパブリック(こみせ)の展開で、住民が自由に情報を投稿し共有、時にはプラスの議論ができ、それらはすべて公開されるプラットホーム「KOMISE」なども良いだろう。<br />
この空間では官製ヒエラルキーのアンチテーゼとなる、共感で繋がる「アドホクラシー」となると良い。<br />
「協働」は同じ目的のために、対等の立場で協力して共に働くこととされる。1977年、インディアナ大学の政治学教授が概念として“Coproduction”という用語を使用し、日本では協働と訳されたことが始まりとされる。最近では「パートナーシップ」が同様の使われ方をしているようだ。国内では行財政が苦しくなった時期から、突然、行政側から持ち出された概念のような気もするが、いずれにしてもパートナーとなる市民と行政それぞれが責任を持ち、企画段階から実行まで行動を共にすることが協働の肝である。<br />
しかし残念なことに役割分担と言いながら、公共サービスの担い手として位置づけられ傾向もあり、ボランティアと称する住民の「やる気搾取」や行政計画のアリバイづくりになっている。<br />
本来は行政が責任を負うべき弱者支援で、結果的に行政経費の削減をしていないだろうか？<br />
協働は誰が責任を取るのかが不明なことや調整ばかりに時間がかかりスピード感に欠けるデメリットもある。そしてそのデメリットは住民側が被るケースが多いのだ。</p>
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